FXと為替相場の基本
FXについて勉強する前に、為替相場について基本的な内容を勉強しておきましょう。為替を用いた金融商品はさまざまですが、それらはすべて同じ「相場」で取引されています。FXとは各国の通貨を交換して差額によって利益・損失を得るものですが、これらは一瞬であっても止まることなく常に変動を繰り返しています。
相場が変動するしくみとは、需要と供給のバランスが崩れることで起きます。例えばある不動産(土地)があるとき、不動産数よりも欲しい人の数が多くなると値段は上がりますが、欲しい人が減ってくると売れなくなるため値段は下がります。この波はとどまることなく続いてゆくため、価格は変動を繰り返すのです。
もし自分がその不動産を欲しいと思うときには、できるだけ値段が低くなるのをじっと待ってから購入しようとするでしょう。FXも基本は全く同じで、価格変動の波が下がったタイミングを見計らって買い、反対に上がってきたところで売ります。つまりFXの成功のために必要なのは、波の大きさやパターンを上手に見極めることです。
チャートの流れで判断をする「テクニカル分析」では、どうしても視点が短期的になるため、目の前で起きている相場の小さな波が、実は大きな波のほんの一部であることを忘れてしまってしばしば誤った判断をしてしまいがちです。一見遠回りに見えますが、大局的に金融相場の波を見極めることができる「ファンダメンタルズ分析」が有効です。
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